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 私たちの活動は、品川の教育と子育てを考える会『一言会』が原点になっています。当時、月に2~3回の会合の中では、主に子どもが関わる事件・事故、日々の子どもの置かれている状況が話し合われていました。その中で、バーチャルの世界にいる子どもの多くに、温かい人との関わりを増やす必要性を感じました。

 そこで、この品川の地で、今の子どもの声を聴き、気持ちを受け止める、無理のない方法はないかと考えていく中で、電話で話を聴くチャイルドラインの活動にたどりつきました。そして、この「しながわチャイルドライン」の立ち上げに繋がっていきました。

 それから10年。「どんなことも一緒に考える」、「秘密は守る」、「名前は言わなくていい」、「切りたい時は切っていい」という4つの約束を守りながら、話を聞き続けた中で多くの子どもから、たくさんのことを学ばせてもらいました。

 おとなも子どもも同じ人間であるということを・・・。

   子ども時代を自分らしく、無理なく生きられることが、どんなに大切かということを・・・。

 人生を共に語れる、電話を通じた友として、また、心の内を安心して話せる居場所として、子どもに信頼されるラインになるよう、そして子どもが育ちやすい、誰もが生きやすい社会を目指して、しながわチャイルドラインはこれからも歩み続けたいと考えております。

 今後ともご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

                                                  特定非営利活動法人

しながわチャイルドライン

代表理事 谷山 啓太

しなチャイの歩み

かたつむり通信17号(2016年7月発行)記事より

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